ビタミンB群の中でも、鰻にはビタミンB1とビタミンB2が豊富に含まれています。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに分解し、疲労物質である乳酸を除去します。このビタミンは、水溶性で汗をかくことで不足しやすくなります。糖質を多く摂る人や、よく体を動かす人は、エネルギーの産生が盛んなため、より多くのビタミンB1を必要とするので特に不足しないように注意が必要です。鰻の蒲焼き1尾分 150gあたり に含まれるビタミンAは1.1mgです。ちょうど12歳から70歳までの1日の必要摂取量です。
ビタミンB2は脂質を分解してエネルギーをみいだし、皮膚や粘膜を保護する働きがあります。不足すると口内炎、角膜炎などを起こします。また、成長に関わるビタミンなので、特に子どもは不足しないように注意する必要があります。